渡辺西賀茂診療所、訪問看護ステーションにしがもでは、2014年11月より「セコム・ユビキタス電子カルテ」の運用を開始。これにより、訪問診療記録、看護記録、リハビリ記録が統合され、医師、看護師、リハビリスタッフ間でより迅速・円滑な情報共有を可能としました。また、夜間の緊急訪問では、連絡を受けてから患者さんの経過を確認し、訪問するまでの時間が短縮されました。
医療・介護スタッフ間の情報共有では、情報共有ツール「サイボウズOFFICE」を利用し、より迅速・円滑にスタッフ間の情報共有を行うことが可能になりました。
都会では研修生・実習生を積極的に受け入れ、医療・介護の正しい理解と普及、そして未来の医療・介護者の育成を目指しています。
研修には小学生の職場体験・中学生のチャレンジ体験をはじめ、大学生・医学生・看護学生・研修医、そして専門職としてすでに活躍されている方など幅広い層を受け入れており、実績も豊富です。
また、日本在宅医療連合学会認定在宅医療専門医研修施設である渡辺西賀茂診療所では、「きょうと在宅医療IPEセンター在宅医療専門医フェローシップ」を実施。在宅医療サービスの現場はもちろん、在宅療養されている患者様に対して各専門職が連携をとりながらチームで支えていく仕組みや有効性、必要性を、このプログラムを通し、体験してもらっています。
願いや思い、困りごとに対して、手が伸ばされる前に、その手を掴む。そんな「おせっかい」と呼ばれる心を都会は大切にし、様々な場面で形にしてきました。メドルサム基金の創設もそのひとつです。この基金では、皆様のご寄付や当法人理事長の著書の売り上げなどを積み立て、生活に困窮されている方や障害をお持ちの方、癌・神経難病等医療や介護を必要とする方達への福祉活動及び費用の補助などの支援に使用しています。 寄付をお考えの方は申し込みフォームからご連絡ください。
渡辺西賀茂診療所では、2015年より緊急車両「ホスピスカー」を運用しています。これは救急車のように患者さまを搬送するのではなく、がんなどの痛みが強くなり、迅速に緩和が必要とされる時や、生命に関わる状態が疑われる場合など、医師が訪問診療を行っている患者さまのもとへ緊急で訪問が必要と判断された際に赤色灯を点灯し、サイレンを鳴らして駆けつける、いわばドクターカーです。
在宅では、その性質上、緊急時の場合でも入院中のナースコールに比べて、連絡をしてから看護師や医師が到着するまでに時間がかかってしまいます。これを不安に思う患者さまやご家族は少なくはなく、その不安や苦痛を少しでも早く取り除くことができるよう、渡辺西賀茂診療所はホスピスカーの運用を続けていきます。
毎月1回、京都市北区のみそのばし商店街にある「801コミュニティ広場」にて、地域に暮らす皆さまの拠り所・交流の場となるよう、カフェ「おせっかいカフェ」を開催しています。
都会の専門職(医師・看護師・介護支援専門員・介護士など)が参加し、介護予防体操や健康・介護相談をはじめ、様々な企画(手芸・調理・講師による勉強会など)を実施しています。
若年性認知症や初期の認知症状を持つ方とそのご家族を対象に、認知症状の予防やケアのきっかけ、ご家族の交流・支援相談の場として「オレンジカフェにしがも」を開催しています。
このカフェには医師・介護支援専門員・介護福祉士など都会の専門職が参加し、対象者やそのご家族と相談したうえで実施内容を決定します。対象者の認知症状や残存能力に焦点をあて「その人にあった交流・支援相談の場」であることを重視し、運営しています。
医療法人社団都会グループでは様々な研修・実習を受け入れています。研修には小学生の職場体験・中学生のチャレンジ体験をはじめ、大学生・医学生・看護学生・専門職としてすでに活躍されている方など幅広い層を受け入れています。研修・実習を通して、医療・介護の正しい理解と普及、そして未来の医療・介護者の育成を目指しています。